てすかとりぽか
その日のアレとかソレとか。
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『ナツノクモ』
ナツノクモ』日漫画

篠房六郎著することのオンラインゲームを舞台にした漫画。

オンラインゲームに熱中するあまり、現実(オフ)の生活に支障をきたす廃人プレイヤー。また、彼らをメンヘル面から支えるためこれまたオンラインゲームを用いたカウンセリングを行う人々の存在。

MMORPGの世界が単なる仮想現実ではなく、確かに現実世界の延長線上にあるが故に生まれる特殊な人間ドラマこそ、この作品の主題。

決してオンラインゲームの世界を描くことが目的ではなく、あくまで物語を描く上での手段・舞台をオンラインゲームとした、という点がこの漫画の面白いとこでもアリ、読み難いところでもあります。
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MORPG「ディアブロ」っぽい世界と、プレイヤーキャラクターのロスト(消滅)、現実の家族の喪失感を互いに埋めあう2人のプレイヤー、そして都市伝説的プレイヤーキャラクターの出現といった内容を描いた1巻。実にこの最初の1巻が曲者で、その説明の難解さからここで読むのを辞めてしまう人も多いかと。

但し、2巻以降の舞台は、ギカ(擬似家族)を構成し、オンラインテラピーを行うコミュニティ「動物園」と、その破壊を狙う外部プレイヤーキャラクターとの抗争を描いた一大抒情詩ぽくなっており、MMORPGをプレイした経験のある方であれば共感できる部分も多く、楽しめるかと思います。

あと、画がアメコミ風で抜群に上手いのでそのへんもベネ(好し)!

先日、二月さんと準水さんとオンラインゲーム雑談会をしましたが、準水さんの『信長の野望Online』での「織田家御家騒動」の話がとても面白かったです。

ゲームの目的である戦争と、国家というコミュニティの形成が同一ベクトル上に並ぶ『信On』においては、人の上に立つこと=それ相応の責任を負うことになります。例えそれがゲームであっても、他者から望まれる期待や責任は決して侮れないものであります。

現実の仕事の責任から開放され、家に帰ってゲームの電源を入れればそこには御家騒動というさらなる大仕事が待っているという現実。

ログインするなり、家臣が詰め寄ってきて、
「御家老、此度の戦は何故出陣されなんだのじゃ!」
「斉藤を討つは今が契機!何を躊躇うことがあろうか!」
「帥のような腰抜け家老が同盟国との折衝役を仕るとは如何でおじゃるか、のう?」
という大河ドラマ顔負けのストレスドラマが繰り広げられるのだそうです。

『FF11』のHNMリンクシェルでもこういう騒動はあっても、御家騒動の非じゃあない。HNMリンクシェルの場合はLSを外せば棲むだけだけど、御家老は逃げるわけにはいかないもの。

でも、この逃げられないっていう拘束。
その拘束より生まれる真に迫るロールプレイング。
それこそ、オンラインゲームの醍醐味なんじゃあないの。

逃げ道が残された世界など虚仮、偽りの無頼。

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

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