fc2ブログ
てすかとりぽか
その日のアレとかソレとか。
『Lively』 Googleのナニ
92歳のおじいさんに戦時中のお話を聞く機会がありました。なんていうか、ネットとか本とかに載ってない、ある種歴史的な体験談を聞けるのっていうのはすごいですわ。子供の頃は、そういう話をする老人は普通にそこらじゅうにいて、逆に五月蝿いなあとか思ってましたけど。

こういうのって学問にあてはめるとフィールドワークにあたるんでしょうけど、少なくとも日本が関わった戦争に関してそれができる状態って、あともう10年もないんでしょうね。とりあえず、おもしろいとかつまんないとか抜きにして、そういう紙面やハードディスクやサーバー上には残らず、時限性で失われつつある口碑伝承に近いソレらを得られる機会は大事にしたいと思いました。

そういや、S・キングの『ゴールデンボーイ』ってそんな話だったな…。

----

Lively

"Google版Second Life? 3Dアバター作れる「Lively」"IT Media NEWS

Googleが手掛ける仮想世界的なナニなんだそうです。英語ができないので、まだどんなもんなのかもよくわかりませんが、『Google Earth』を仮想世界化するって話はさすがに無理だったのかな。(普通に考えたら無理だろうよな…。)

とりあえず、今後仮想世界の価値判断基準は、何をもって運営目的としてるのかによって大きく分かれてきているみたい。『Secondlife』がその目的を明確化できなかった(しなかった?)ことにより、一部コアなクリエイター層をのぞいて、ユーザーが定着しなかった(させなかった?)ことがその理由であることは、否定できないところです。

運営目的が明確化されている仮想世界の例としては、昨今国内でサービス開始されている、ゲーム会社により開発・運営される仮想世界(『Pokipoki』や『ダレットワールド』など)なんかがありますね。コミュニティ機能やSNSと連動する機能に特化することで、「自社のゲームサービスを利用するユーザーをつなぐ、ロビーとしての役割」をもたせることが目的らしいです。

MMORPGや大規模なオンラインゲームの開発や運営には莫大な時間と資金が必要。「だったら、とりあえずロビーとちょっとしたアトラクションだけ最初に用意して、お客さんを囲い込んでおいてから、徐々にアトラクションを増やしていけばいいじゃない。」という、ある種テーマパーク運営的な発想が、ゲーム会社による自社専用仮想世界の運営目的につながってるわけですね。

他に、仮想世界の運営目的として特徴があるものとしては、「賛同する企業によるマーケット&リサーチ目的」とかいう『Meet-me』なんか。ユーザーは仮想世界内の街角で企業のアンケートに答えることで、仮想世界内で流通する通貨を得て、サービスを購入するというもの。理論はよくわかるんだけど、とにかく中に人がめっさいっぱいいることが必要条件なので、見切り発車もいいところなのが興味深いところです。

X-i』(旧Xing World)なんかに至っては、もはや「原野商法」というか「詐欺目的」として有名なところですね。それでもまだ名を変え品を買え、まだまだ騙す気まんまんなのがたくましいところです。逮捕者が出てるのに、まだまだ地方や海外では現役の「血液ドロドロ詐欺」と同じくらいたくましい。

実際『Secondlife』の中でも、とんでもない「悪人」がおりましたが、こういう仮想世界みたいな胡散臭い世界には、そういう人間もまっさきに集まってくるもんなんですね。そんなインターネット黎明期のごとく「混沌にまみれた」世界に、Googleみたいな大企業がどんな目的で参入し、どんな感じでひっかきまわしてくれるのか、非常に楽しみではあります。

----

プロレタリアート1コマまんが

「仮想世界」
20080712.jpg

この記事に対するコメント
仮想世界の本命
個人的には↓これに期待
http://ai-sp.jp/home.html
盛上げ方次第で大化けするかも(しれない…)

>仮想世界で一億稼いだ
この手の話で不思議に思うのが年収が○千万とか
○億という人はセカンドライフでよりも「会社員」
という職業で稼いだ人の方が多いと思うのですが、
どうして「サラリーマンは儲かる」という話が流布
しないで「貧乏で辛いサラリーマン」という話題
ばかりなのでしょうかね(笑)
【2008/07/13 18:49】 URL | 摩訶 #nt8HApfY [ 編集]


>摩訶さん
>>『ai-sp』
うわぁ。これなんか目的特化型の最たるものですね。ここまでリリースが多いと、いかに目的を特化して、ユーザーを囲うかが勝負ですね。でも中の人は全員(ry

「1億稼いだ」と「年収が2倍に」は『SPA!』の好きな言葉ですね。
【2008/07/13 23:56】 URL | Budou #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://budouq.blog5.fc2.com/tb.php/622-588ae623
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ぶどう(Budou)

  • Author:ぶどう(Budou)
  • Pen name:
     葡萄球菌(ぶどうきゅうきん)
    Handle name:
     Budou
    Twitter:
     budoukyukin
    Hobby:
     えいが、げーむ
    Works:
     げーむのお仕事



最近の記事



カテゴリー



Twitter

 



ブログ内検索



最近のコメント