てすかとりぽか
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『呪怨 白い老女』 加護じゃない方
ホラー好きの友人から新しい『呪怨』が好いので観ろ観ろいわれたので観てみました。どうやら、最近劇場公開されたソレは2種類あるらしく、加護ちゃんが出てない方が面白いんだそうな。で、加護が出てる方はこないだ観たので、今度は出てない方を見てみました。加護以外に明確な判断基準がないのはどうにも。

呪怨 白い老女

2009年の日本映画。三宅隆太監督。

『呪怨 黒い少女』が呪怨シリーズにしては変化球だったのに対し、こっちは直球の呪怨。ただただもうひたすら「びっくりしたでしょう!?びっくりしたでしょうううう!?」と畳み掛けてきます。びっくりするとかしないとか以前に、映像がシュールすぎてつい笑ってしまうんですけれども。そういうところもちゃんと呪怨らしい。

そして、真っ白いおばあちゃんがとびだしてくるシーンが本当にこわい。

ネタバレ?いや、ネタバレも何も、予告編からしてそのシーンが映ってるし、はっきり言ってこのおばあちゃんこそがこの映画の全てです。全てはおばあちゃんの双肩にかかっているのです。バスケ球もったおばあちゃんが、おもむろに物陰からスタスタ飛び出してくるだけで、もう視聴者は阿鼻叫喚地獄絵図。

なんなんだろう。この怖さって『ペットセメタリー』に出てくる"お姉ちゃん"の怖さに似てますね。

病気でガリガリにやせ細った"お姉ちゃん"がスタスタ歩み寄ってくるだけで、何されるってわけでもないのに、何故か目茶目茶怖いんですよね。小柄な女性、長い髪、空ろな表情、上目遣い、白い肌、胸の位置に置かれた手、二人の人物に共通点が多いだけに、心理学的に説明とかできそうな怖さです。

そんな「怪奇!とびだすおばあちゃん!」も、実は"怨念"による被害者の一人だったという話でもあったりして。生前のおばあちゃんやその家族の姿を描いたエピソードがちゃんとあるわけなんですけれども。

おばあちゃん、むしろ生前の方がぜんぜん怖い…。

どう怖いかはネタバレになるので、是非とも劇中で確認してもらいたいのですけど。正直、世の中には怨念とか霊とかUFOなんかより怖くて厭なものはたくさんあると思います。形のないものや生きていないものなんかより、形あるもの生きているものの方がどんなにか怖いかってお話ですよね。

とりあえず、このおばあちゃん役の人に日本アカデミー賞とかでいいからあげてほしいです。

で、『白い老女』と『黒い少女』、結論としてどっちが怖い?と聞かれたら「白」の方。
どっちが面白い?と聞かれたら「黒」の方かなーと思いました。
ホラー映画としてはどちらも上々です。

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